仕事の栞_#7:ぜひとも家族で一緒に見てほしい時にどうするか
メディアのパーソナル化はもうすでに完成されつつあります。
かつては、テレビが一部屋に一つというところから始まり、スマートフォンが一般化して以降ほとんど完成されたように感じます。
一方で、調べれば調べるだけ情報量は増えるので、その偏りもより顕著になっていて、家族の意思決定がマウントの取り合いになってしまうような気もします。
※構図例:知ってほしい妻と調べてくれない夫、的な
日常のあらゆる場面で、相談して決める、という機会は多い気がします。
特に大きな買い物や子供のこと、生活の変化に関するような事柄においては、家族で意識を共有しておくものだと思います。
我が家では食材の買い出しなんかでも、鶏ももと鶏むねどっちにする?マヨネーズのカロリーどう思う?なんて相談は一緒にいる間ずっとしているかもしれません。ちなみにマルエツで流れているウナギの歌は夫婦で歌えます。
かつては同じメディアを一緒に見ていたので、ある程度情報の均一化が図れており、お互いにある程度同じようなことを知っている、という状態だったのかなと思います。
情報量の偏りにより発生するのは、相談ではなく意見を通すための理論武装であり、建設的な話し合いではなく上から目線の自己正当化な気がします。
そこで生まれてくるのって、不満だけですよね。
もちろん、世の中が変わったので、それに合わせて人間関係も変わるのだろうと思いますが、やっぱり家族で同じ情報をシェアしてほしい場面はあるんじゃないかなと思います。
ということで、なんとか同じ情報を家族に届けるために、どんな方法があるか考えてみました。
思いつき①
一緒にいるであろう時間を狙う。
リビングメディアであるTVや一緒に使うことを想定しているポップインアラジンのようなツール。
家族で見る番組スコアや、夫婦の行動時間にあわせた時間どり。
思いつき②
一緒にいるであろう場所を狙う。
買い物、レジャー、移動、など。
ライフステージにより行動そのものに特徴がありそうですが、生活行動中に一緒にいる場面を想定。ショッピングモールやバス停。
思いつき③
タイミングはずれるが同じものを見る。
新聞、ポスティング、など。
一応すぐに捨てずにとっておくかなと。
思いつき④
同一IPの同世代男女へのセット配信。
そんなことできるんですかね?
たまたま同じものを見ていた、なんてシーンを作れたりするんでしょうか。
思いつき⑤
ラインのトーク画面。
妻のメッセージの上に妻が思っていることを代弁してくれるメッセージが。
これこそ難易度高そうですが。
課題の設計として、ターゲットを個人にするのではなく、ある一定のペアやセットでターゲットを考えるのも有効ではないかとちょっと思った次第です。
KPIは検討→意思決定の時間短縮、ですかね。
思考メモとして。2020/07/08