◆TOPICS◆
①【デジタル】LPの考え方を体験型に拡張
②【テレビ】「視聴質」の理解と活用について
③【プランニング】予算アロケーションに広告主が取り組み
広告ニュースに特化した最新記事のレビューをお伝えできればと思います。
1/21(月)
①広告コミュニケーションを「ヒアリングファースト」で一方向から双方向へ
記事元:IT Media マーケティング
【要約】
デジタル広告におけるクリックからコンバージョンまでの導線にユーザープッシュなAPIを導入することで、インサイトをとらえながらPDCAを回すことができる。
【ファクト】
チャットbotを活用した会話広告「fanp」。
コミュニケーションアプリを経由することでユーザーと対話。
スクリプトのブラッシュアップによるシナリオそのものの改善。
【汎用化】
会話広告という以上、ユーザーにかかる手間はリタゲよりも大きくなる。
FAQにおけるコールセンターのシステムを広告にも活用。
広告感度の高いユーザーに対しては有効。
【アイデア】
ITの分野では他のサービスで活用されているシステムを応用することで効率化ができる。
商材の分野でも活用方法で別の価値を生み出すことができる場合が多々ある。
広告活動のフェーズを正確に理解し、適切なメディアを使用する必要がある。
②第69回紅白歌合戦、最高視聴質はDA PUMP「U.S.A.」
記事元:IT Media マーケティング
【要約】
視聴質で切り抜いた数値の計測により、どういったコンテンツのOA時点でテレビに目が向いているのかの計測が可能になった。
【ファクト】
TVSION INSIGHTS
「視聴質」:毎分計測・関東800世帯・人体認識アルゴリズム・VI値(テレビの前に人が滞在している度合)・AI値(テレビ画面を人が注視している度合)
紅白:1.90 vs 関東地上波6局(12/29~1/3同時間平均):1.78
最大:2.95 ※DA PUMP「U.S.A.」
【汎用化】
比較対象としての「紅白」と「地上波全体」との比較は意味合いが異なる。
「紅白」にはCMがないので、単純なコンテンツの内容視点での判断となる。
数値の高いコンテンツから、質切り口の仮説を立てることには有意義なデータ。
【アイデア】
VRの毎分データと比較してみたところ、視聴質データで跳ねた数値のところは視聴率でも同様の傾向があったので、相関が見られた。
裏局のコンテンツや民放のCM位置の関係など、毎分データから得られる仮説は多そうだ。
③テレビだけでは限界 イーデザイン損保がデータ予測で予算配分
記事元:日経XTREND
【要約】
テレビCMでブランド認知率90%を超えた同社は、次なる一手として純粋想起率UPに向け字自社で予算アロケーションのシステムを構築、YTバンパー広告でのABテストを経てデータを蓄積し本格的に運用に着手する。
【ファクト】
見積件数増加に寄与した広告を割出し、広告予算アロケーション設定に活用。
マーケティング分析ツール「XICA magellan(サイカ マゼラン)」。
ABテスト→バンパーで実施。スタイル×メッセージ違いで9種類。
テレビCMの素材を活用したクリエイティブが最も検索数を押し上げた。
※繁忙期でテレビCMの出稿量も増えていたとのこと。
ブランド想起にはサウンドロゴが効果的。
【汎用化】
テレビCM×ネット動画広告の活用により効率はUPする。
PDCAを適切に回すためにはデータの蓄積が必須。
広告主が広告効果の分析に資本を投じる時代。
自社で運用までこなせる人材がどれほどいるのか。
【アイデア】
圧倒的想起率のブランドがある市場に参入する場合、広告予算のアロケーション分析による効率化もある程度効果を示す。
広告会社には見積件数の分析からマーケティング活動に参入できる関係性構築が必要。
以上です。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。