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【コラム】ドコモと電通を切り口に自分のニュースソースの狭さに気づいた件

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おそばせながら帰りの電車で日経朝刊を読んでいて、記事の大きさに思わず「ちっさ!」と声が漏れてしまった。お恥ずかしい。。

自分にとってとても画期的な出来事が、世の中的にはさして重大なことではない、というのは皆様経験があるだろうか?ネットばかりの情報収集では、得てして事の大きさを見誤るらしい。

「今日の一大ニュースは?」と聞かれたら、迷わず「LIVE BOARD設立へ」である。あのドコモと電通の共同出資で誕生する、屋外デジタルサイネージ広告の画期的なプラットフォームを販売する会社だ。小洒落た社名も、これ以上ないほどしっくりきている。

朝5時に送られてくるグーグルアラートのニュース記事には「ドコモと電通」が踊っていた。30ほどの切り口でキーワード設定をしている私は、複数のキーワードで同じ内容の記事がヒットすると、トピックスの大きさを実感する。

企業のリリースだけでなく、日経オンラインからニュースポータルまで、グーグル検索の1ページ目が埋まるほどの記事数が、多大な期待を抱かせた。自分の関心ごとと世の中のニュース性との合致に小躍りしつつ、有料記事で読めていない日経を楽しみに帰路についた。

朝開きそびれると、必然的に紙の新聞を開くチャンスは帰りの電車になる。そんなに忙しすぎるわけでもないのだが、まぁなんとなく習慣である。会社のデスクでガバッと新聞を読んでいるのが暇そうで嫌なのかもしれない。朝イチで読んでいない自分への後ろめたさか。

心の中では1面、、とまでは行かないまでも、経済面で大きく枠をとり、仕組みから解説までカラーの図解で分かりやすくこのニュースを讃えているであろう。そう思いながら紙面をめくっていたところで、冒頭の恥ずかしいシーンに戻る。

「ちっさ!」今にも読み飛ばしそうになった。

いや、日経本誌の朝刊に乗ること自体、ニュースバリューを認められたという事だ。この記事を見て電通に問い合わせた事業会社だってあるに違いない。コールセンター並みの問い合わせに今日の業務など回っていないはず。

分かっているけど。。一抹の寂しさを感じながら、駅からの家路についた。

ネットニュースに枠の大きさは関係ない。大小様々な記事が、同じ顔をして並んでいる。いかにリソースを絞るか、目的の情報にたどり着くか。そんな競争ばかりしている日常に目が向いた瞬間でした。

己の価値観を問われる時代。違う価値観を取り入れる難しさ。

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