曼荼羅チャートを使った【経験の洗い出し】について
前回の記事で曼荼羅チャートが使えるツールだということはご理解いただけたかと思います。
今回より順を追ってチャートの使い方を解説していければと思います。
5段階の経験の洗い出しによって、曼荼羅チャートが思考ツールとして定着すれば幸いです。
①経験の洗い出し
②経験の表層出し
③経験の深堀り(抽象)&順位付け
④経験の深堀り(具体)&順位付け
⑤経験の語り方(ストーリー)
今回はその使い方の中でも【①経験の洗い出し】にフォーカスして話をしていきたいと思います。
結論から言うと「とにかく書き出す」です。
根も葉もないアドバイスですみません。。
そうはいっても書き出せる経験なんてそんなないよ・・・。
正直言って「誰にでも誇れるような自信のある経験」なんて、ほとんどの人はパッと浮かんでこないと思います。
私もそうでした。
「就活に向けて誰にもまねできない経験をしないと!」と、時には奇抜なことにトライしてみたりもしました。
頭の中でぐるぐると周りの人たちと自分を比べて一喜一憂していました。
でもあるとき、人と比べたり事の大きさで経験を語ることをやめました。
あるコンサル会社の集団面接でのこと。
私の隣に韓国からの留学生が座っていました。
彼の自己PRは「軍の部隊の食糧長として、度重なる食糧泥棒を自ら考案したルールで律し、不明な食糧減少率を大幅に改善した」というもの。
今でも覚えているのですから、きっとよほどインパクトがあったのでしょう。
具体的かつ絶対に自分では絶対にできない経験に、私は自分が何の話をしたのかも覚えていません。
※もちろん彼のすごいところは事の大きさだけでなく自分の経験をストーリーで語れているからなのですが、それはまた後程。
もちろんこの面接は落ちたのですが、これをきっかけに「自分らしい話をしよう」と素直に思えました。
この韓国からの留学生が軍にいる間に自分は何をしていたっけ?
具体的な方法は以下です。
まずは今までの人生で所属していたコミュニティを8つ挙げてみましょう。
ここで曼荼羅チャートの登場です。
まずは単純に所属していたコミュニティで構いません。
学校・アルバイト・サークル・部活動、そういった階層の経験を洗い出してみましょう。
幽霊部員とか途中退部とか、あまり気にせずで構いません。
※もちろんありすぎて困るって人は絞っていただいても構いませんが、そういう人はこの記事を読んでいないはず。。
いきなり誰もが納得する経験談を編み出すことはできないので、まずは第一歩。
逆に最初から話す内容を決めているとしたら、少し待ったほうがいいかもしれません。
「魅力的な経験」と「奇抜な行為」とは、自分の目線から見ると紙一重です。
「奇抜な行為」に人生を預けるのはまだ早計かもしれません。
今回はここまでです。そんなに難しくないでしょう?
次回は【②経験の階層分け】についてご説明させて頂きます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。