前回より、【自作】についてのポイントをジャンルごとに解説させていただいております。
【結婚式当日に流す映像】には、大きく以下の4ジャンルがあるとご説明させて頂きました。
・オープニング 難易度:高い 目的:期待感の醸成
・プロフィール ☆今回はコレ
・エンディング
・余興(サプライズetc)
今回はその中でも【プロフィール】にフォーカスを当てていきたいと思います。
プロフィールビデオの【目的】とは?
一番の目的は【お色直しの時間つなぎ】です。
特に新婦はお色直しに時間がかかります。どんな披露宴でも20分近くは時間を取るのではないでしょうか?
その間会場を放置することになりますので、ビデオはその場つなぎとしての効果を発揮します。
とはいえ、時間つなぎだからとりあえず何でもよい、というわけにはいきません。
場づくりとして重要なのは下記の②点です。
①自分の親族・ゲストが思い出に浸る時間
きちんとゲスト全員との接点を込めるようにしましょう。
②お相手の親族・ゲストへの売込の時間
各卓ラウンドで相手方ゲストとの会話に花が咲くようだと良いですね。
それでは以下に細かい込めるべき要素や注意点についてご説明して参ります。
プロフィールビデオに【込めるべき要素】とは?
プロフィールビデオは言わば【自分史上最長の自己紹介】こんなにも自分語りする機会はそう多くありません。
下記の⑤つの項目を要素として考えると良いでしょう。
①長尺な映像を飽きさせない工夫
基本的には写真のスライドショーがベースになるので、単調な画作りになりがちです。
1画面の中では写真に動きをつけたり、コメントを挿入することで間延び感は防げます。
また、パートごとの導入部分に映像を差し込むなど画面にメリハリをつけるのも効果的です。
②文字要素は1画面あたり最大2か所
基本必要な説明は以下の2点です。写真ごとにエクセルなどで整理しておくと後が楽です。
・写真当時の日時と年齢
・写真のエピソード
画面サイズにもよりますが、基本1か所1行(最大15文字程度)に収めるようにしましょう。
③演出の一貫性
【導入部分】【新郎パート】【新婦パート】【2人パート】の4パートで構成されることが多いです。
それぞれの尺がずれていたり、演出が独立してしまうと違和感があるので注意が必要です。
2人の出会いをイメージした演出映像を撮影したりするのもおススメです。
④尺と時間の目安
一般的に単調な映像を見続けることができるのは最大で8分程度と言われています。
秒に直すと480秒。これを4パートで割り振ります。
写真は動きとコメント付きで1枚あたり5秒は確保したいところです。
⑤おススメの時間配分
【導入部分】:30秒(映像)
【新郎パート】【新婦パート】【2人パート】:各150秒(映像+写真)
150秒の内訳は、映像15秒・写真スライド135秒程度でしょうか。
※使用する音楽の構成に合わせて微調整が発生します。イントロ部分は映像、歌の入りからスライド、など。
制作の難易度は?
ある程度のフォーマットの中で制作できるので、準備の手間くらいですので【中】とさせて頂きます。
昔の写真の準備は早めに取り掛かりましょう。
※紙の写真はスキャンの手間もかかります。
必要な準備とは?
企画要素よりも手を動かすことが重要です。
今までの人生を写真20~30枚に収めるとなると、意外と時間がかかります。
親族の要望もあるでしょうし、ゲスト全員の写真を探すのも難しい。
それぞれの写真に対するコメントと3曲分の音楽選定も必要です。
音楽は2人の好きなものを選んで良いと思います。ゲストも曲に集中する余裕はないと思います。
【写真】【コメント】【音楽】この3点を早めに準備しましょう。
注意点
意外にも【2人パート】の写真が全然ない!という方をお見受けします。
出掛けた時など普段からお互いの写真や映像を撮り合うようにしていきましょう。
※特に映像はあると非常に便利です。
次回は【エンディングビデオ】についてご説明させていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。